何かに夢中になる人を見ると、「私も好きなことを見つけなきゃ」と焦ることがあります。
でも、本当に「好きなこと」は探すものなのでしょうか?
好きなことは「発見」ではなく「気づき」

私たちは日々の生活の中で、多くのことに触れています。その中で「楽しい」「もっとやりたい」と感じる瞬間があるはず。
けれど、「好きなことを探そう」と力みすぎると、その大切な気持ちを見落としてしまいがちです。
例えば、何気なく見た映画のワンシーンに心が動いたとき、友人との会話で夢中になれた話題があったとき、それこそが「好き」の種です。
それを大事に育てることで、自然と「好きなこと」が形になっていきます。
比べるのではなく、自分の感覚を信じる

「好きなこと」と言えば、すぐに「仕事になるのか」「役に立つのか」と考えてしまうことがあります。しかし、好きなことは他人と比べるものではなく、自分の心がときめくかどうかが大切です。
例えば、「絵を描くのが好き」と言っても、プロの画家になる必要はありません。描いている時間が楽しく、ワクワクするなら、それだけで十分です。
大切なのは、心が喜ぶ瞬間を逃さずに、素直に感じること。
「好き」は日常の中にある

「好きなこと」を見つけるのではなく、気づくことが大切だと知れば、普段の生活の中にある小さな感動が「好き」につながることが分かります。
「何をしていると時間を忘れるか?」「どんな話をすると心が弾むか?」「どんな瞬間にワクワクするか?」 こうした小さな気づきを積み重ねていくことで、「好きなこと」は自然とあなたのそばにあることに気づくはずです。
「好きなこと」は、すでにあなたの中にある。大切なのは、それに気づくこと。
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